5年 修学旅行(5/7〜11)

5年生は、連休明けに九州の長崎・天草・熊本を訪問しました。4年生の時に学んだ、日本のキリスト教史ゆかりの地を巡礼することと、被爆地長崎で戦争・平和について考えることが大きな目的です。


1日目。福岡空港から、バスで長崎県西北端の平戸島へ向かいました。お天気に恵まれ、休憩で降りた西海リゾートで九州の海の美しさに感激。3時過ぎに最初の目的地である紐差(ひもさし)教会に到着しました。80年ほど前に建てられた、ロマネスク様式の美しい教会で、静かな祈りのひと時をもちました。隠れキリシタンの里、生月(いきつき)島で資料館を見学して、初日を無事終了しました。

       
2日目。午前中は、一緒に平戸城を見学した後、楽しみにしていた班別行動。それぞれのペースで、平戸の町を散策・見学しました。平戸教会では、地元の信者さんが班ごとに説明をしてくださって、一緒にお祈りをしました。午後は田平教会、遠藤周作文学館などを見学して長崎のホテルへ。

3日目。原爆資料館では、その悲惨さに驚いて寡黙になりながらも、熱心に見学しました。平和への思いを胸に、旅行前に皆で折った千羽鶴を平和公園でお捧げし、お祈りしました。「如己堂」を訪ねて永井隆博士を偲び、その後訪問した二十六聖人記念館では、神父様が歴史的事実を説明すると同時に、生きる意味について問いかけてくださいました。重い課題を突きつけられた午前中でしたが、午後は班ごとに大浦天主堂やグラバー園などを見学。夕方、お土産をたくさん抱えて満足気な顔でホテルに帰ってきました。夜は、16歳の時に被爆の体験をした方をお招きして、皆でお話を伺いました。被爆後相次いでご家族を失ったことなど、涙を堪えながら聞き入りました。

4日目。朝、爆心地に近い浦上天主堂へ。前日見聞きしたことを胸に、平和と原爆犠牲者の方々のため、また禁教時代に信仰のために命を落とした方々のために、皆で祈りました。その後、長崎を出発すると小雨がぱらつき始めましたが、フェリーで天草へ渡った後、海鮮バーベキューを美味しくいただきました。夕刻、丘の上の大江教会で感謝のミサ。神父様が熱心にお話をしてくださいました。その後、海辺の崎津教会で、巡礼を締めくくりました。

5日目。美しい海を左右に見ながら天草五橋を渡って熊本へ。熊本城では天守閣の豪壮さと、完成間もない本丸御殿の見事さに圧倒されました。阿蘇は、噴煙の状況から火口見学はできませんでしたが、昼食と美味しいソフトクリームの後、広々とした草千里でのびのびと遊びまわって、旅の最後を楽しみました。

《生徒のその日の感想より》






























紐差教会のステンドグラスがとてもきれいでした。東京の教会と異なり、内装が印象的でした。椿の装飾が西洋と違う雰囲気を出していて、長崎独特のものを生み出しているような感じでした。今回は教会を多く見学できるので、それぞれの違いを見比べられたらと思います。

教会は天井も周りのステンドグラスもとても美しかったです。神秘的なものに見えました。人々が教会に通う気持ちが少し分かる気がしました。

隠れキリシタンの話は、宗教の時間に習ったことが本当なんだと実感し、鯨の話は今まで聞いたことのない話しだったので夢中になって聞いていました。

平戸資料館では、鎧兜を試着したりして土地の歴史を学ぶことができました。また、教会では教会の方の話を聞き、キリスト教的歴史を学ぶこともでき、またその2つの歴史は互いに交わりあってこの地に根付いているのだと感じました。

1回の爆発で一瞬にして多くの命を奪ってしまった原子爆弾。核爆弾は開発されるべきではないと思いました。被爆者の方のお話にもあったように、家族を大切にするということを身にしみて感じることができました。今日は母の日なので、帰ったらまず母にありがとうの気持ちを伝えたいです。

最後の教会巡礼の日でした。大江天主堂の天井がとてもきれいでした。長崎に来て、いろいろな教会を訪問できてよかったです。

最後の教会は踏み絵が行われた場所だったと知って、昔踏み絵をした人の気持ちを想像したらとても悲しく感じました。先生がお話ししていた通り、昔の方がいたからこそ、今の私があるのかなと実感しました。これからもっと、殉教なさった方、また、踏み絵などをして隠れながら信仰を続けた方のためにお祈りしようと思いました。ここに来て、教会を回ったり、フェリーに乗ったり、色々な経験ができて楽しいです。

熊本城はとても大きくて、最上階からの眺めは最高でした。

今回、修学旅行に行って、長崎や熊本に今度は家族で訪れたいなと感じました。そして、今回このような素晴らしい修学旅行ができ、周りの人に感謝したいです。